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2024年1月27日(土)に、「イコウェルすみた」展示棟見学会~木造仮設住宅のその後~を開催しました。東日本大震災津波伝承館(陸前高田市)で開催中の企画展示「岩手県の応急仮設住宅」において、イコウェルすみたの展示棟が紹介されていることに合わせて企画したものです。
雪がちらつく中、町内、近隣の大船渡市をはじめ、盛岡市や大槌町からもお越しいただきました。初めて「イコウェルすみた」にいらした方もおり、新たなつながりが生まれました。
今回は、まず木造仮設住宅に関する解説を行いました。12年以上前のことを様々な情報、資料に基づき、改めてまとめ、木造で独自で建設に至った背景や経緯、整備状況、解体時の様子、その後の活用状況、等についてお話いたしました。参加者の皆様には、当時のご自身の経験を振り返る機会にもなり、また、住田町の木造仮設住宅に対して、強い関心を持っていただけたようです。今後、販売されるのであれば、購入を検討したい、というご提案までいただきました。
座学で詳細をお話しした後、「イコウェルすみた」の展示棟をはじめ、各施設を見学していただきました。変色した部材や部材に残った生活痕など、再活用された様子を実際に目にし、木造の良さやサスティナブルな取り組みであることを実感されていました。
展示棟は、開館時間内であれば自由に無料で見学できる施設ですが、今回初めて、解説付きの見学会を開催しました。町民としても当時を振り返る機会になると思いますし、震災の記憶を後世に伝えるにも必要な取り組みだと思います。「イコウェルすみた」の原点である木造仮設住宅(展示棟)を、今後も多くの方に見ていただく機会を作っていきたいと思います。ぜひまたお越しください。
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